一般社団法人栃木県浄化槽協会

(一社)栃木県浄化槽協会 〒321-0933 栃木県宇都宮市簗瀬町2390

浄化槽について

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浄化槽のしくみ
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水はきれいにして自然に返したい

家庭で使った水は使用後にどうなるのでしょうか。都市部では公共下水道に接続している場合が多く、公共処理施設でまとめて処理されています。しかし、それ以外は合併処理浄化槽を設置していなければ、生活雑排水はそのまま川に流れ込んで水質を汚染することになります。河川、湖沼、海域などの汚染が社会的な問題となっていますが、一般家庭から排出される生活排水による汚れが、その大きな原因といわれています。
家庭の浄化槽には、水洗トイレ汚水だけを浄化する「単独処理浄化槽」と、水洗トイレ汚水と洗濯や台所などの生活雑排水を合わせて浄化する「合併処理浄化槽」があります。合併浄化槽の性能は、汚れの指標であるBOD(生物化学的酸素要求量)の除去率が90%以上、放流水のBOD値は20r/l以下となっており、これは下水道と同じレベルの性能です。平成13年4月以降、浄化槽法の改正により、水域を汚す単独浄化槽の設置は原則禁止されました。また、現在設置されている単独浄化槽を合併浄化槽に設置替えするよう努めなければならなくなりました(以後「浄化槽」とは合併処理浄化槽を指します)。
浄化槽は、汚水をその場で処理することで、浄化された排水が身近な水路に戻され、河川の自然な状態の流量が確保されることによって水質、水生生物、水辺地の景観が保全されるなど、良好な水環境を維持することができる重要な役割を果たしています。



浄化槽は水をきれいにします

浄化槽は、水中の微生物の働きを利用して汚水を浄化する装置です。微生物に汚水中の汚物を食べさせて分解処理するものですが、主役は浄化槽の中に沢山いるいろいろな種類のバクテリアや原生動物などです。ところが、これら微生物は案外気難しがり屋で、活発に働いてもらうためには微生物が活動しやすい環境に整えてやらなければなりません。
微生物の働きによって汚水は浄化され、きれいな水だけが放流されますが、微生物で分解されないものや、増殖した微生物が堆積した汚泥はそのまま浄化槽の中に残ります。残った汚泥は定期的に専門の清掃業者によって汲み出す必要があります。



浄化槽を支える人たち

浄化槽の性能を十分に活かすためには、正しい設置工事を行い、運転が正常になされているか調べたり補修したりする保守点検やたまった汚泥を清掃することを定期的に行う必要があります。
また、年に一度は人間の健康診断にあたる定期検査をします。
このことは「浄化槽法」という法律で義務づけられており、これらの仕事をする人たちは、法律などで定められている専門家で、浄化槽を支えている人たちです。
工事は浄化槽設備士、保守点検は浄化槽管理士、清掃は浄化槽清掃技術者、検査は浄化槽検査員が行っています。これらの安心してまかせられる専門家のおかげで浄化槽の働きが十分行われ、川や湖などのきれいな水辺環境が保たれているのです。

 浄化槽整備士・浄化槽を設備工事します 浄化槽管理士・年に3回以上、浄化槽の保守点検を行います 浄化槽清掃技術者・年に一度、浄化槽の中の汚泥やスカムを取り除いて清掃します 浄化槽検査員・浄化槽の設置、保守点検、清掃が決められたとおりに行われているかどうかを検査します。


ここがすぐれている!浄化槽

@生活排水の汚れが10分の1に減り、きれいな水なので安心して流すことができます。
Aきれいな水を身近な水路に戻すことにより、地域の水環境が良好に保たれます。
B水洗トイレで快適な生活ができます。
C設置費用の補助制度や各種の融資制度があり、性能のわりに安上がりです。
D1週間程度で設置でき、すぐ効果が発揮できます。
E設置場所に応じた製品を選べ、いつでも、どこでも比較的容易に設置できます。 



出典 「きれいな水のために」
企画発行
(財)日本環境整備教育センター